「田中星児と歌のバリアフリーコンサートによせて」
春はすぐそこまで来ているものの、まだまだ寒い2月の、最後の日曜日。気候が私たちの味方をするように、とても暖かな晴天に恵まれ、会場を埋め尽くす大勢の市民の参加をいただき、このコンサートを開催することができました。会場には、幼い子供から高齢者まで、幅広い年齢層の方たちがお越しくださいました。
また、健聴者も聾唖者もいっしょに参加していただきましたことは、市長・教育長をはじめ、主催者一同、大変喜んでおります。
今回のコンサートは「いきがいのある人生と豊かな人間関係を形成し、生活の向上を目指していくために、誰がいつでも、どこでも学べる学習環境を整備する」という趣旨で生涯学習大会のなかで、実現しました。
コンサート会場の様子を見ますと、田中星児さんの歌に、子どもも大人も高齢者も、会場がひとつとなって、みんなで楽しく手拍子していました。また、田中星児さんの面白いおしゃべりで、なごやかに笑いに包まれました。手話ミュージカルも、コンサートも、聾唖者や幼児も共に楽しめるように創られており、会場全体が参加できて、お客さんが元気になったようでした。
実際には、このコンサートは事前の告知活動から始まっており、当日、会場のお客さんの中には、自然に手話の手振りをしている子どもや大人も見られました。このことから、事前活動を含め、このコンサートにより、少なくとも手話に関して興味や関心を持った人が増え、聾唖者に対する心のバリアが少しでも取り除かれたことと思います。
このコンサートは成功裏に終わったと、主催者としましてはこの上ない感激であります。これを機に、障害者への理解が深まり、健常者と障害者の心のバリアを無くすことができればと思います。
串木野市教育委員会 教育長 山下卓朗
障害福祉事業関連音楽企画「歌のバリアフリーコンサート」の推薦の件
国分市長 鶴丸明人
国分市教育長 樋園正仁
拝啓 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、国分市におきましては去る11月24日月曜日、本市民会館におきまして第33回社会福祉大会を開催しました。私は日頃より、「優しさと思いやり」という福祉の心を大切にしたいと思っており、大会の開催にあたり、もっと多くの市民の参加をもたらす内容にできないものかと考えておりましたところ、本市出身で株式会社エイオービーアンドダヴィンチインターナショナルの長友様から「歌のバリアフリーコンサート」のご提案を受けました。
この会社は文化活動を通じて地域振興のサポートを行うことをテーマにさまざまな活動を行っています。音楽を通じての活動もその一環のようです。本コンサートは歌のお兄さんの田中星児氏の応援、協力も頂いており、内容的に素晴しい充実したものでした。普段の福祉関係者に加え、これまで参加がなかった子供達が大勢詰めかけ、これが福祉大会か、と思わせるほどでした。
また、事前の告知活動の一環として7つの小学校と3つの保育園約1300人を訪問されたことは、児童はもとより、現場の教師からも驚きと感謝の声が数多く寄せられています。
本市内小学校でも手話の勉強をしている学校もありますが、手話の大切さ、必要性、その意味などを授業の中で子供達に伝えていくと言うのは大変なことです。私自身も学校訪問での児童達が楽しそうに、元気良く手話に接している姿を目の当たりにしますと、今回のような活動の重要性、必要性を痛感する次第です。
情操教育、福祉への関心、仲間との友情などといったさまざまなテーマを網羅しているこのコンサートを是非、皆様の地域の皆様への福祉事業の一つにご検討されてはいかがかと、ここに推薦するものです。
障害福祉事業関連音楽企画「歌のバリアフリーコンサート」の推薦について
聴覚障害児のための学習塾 デフスクール 代表 沢田利恵
(現在 NPO法人でふNet.かごしま代表)
拝啓 時下ますますご清祥のことと、お慶び申し上げます。
以前、デフスクールの講師スタッフであった畑加奈子さんが、潟Gイオービーアンドダヴィンチインターナショナル企画による「手話ミュージカル・歌のバリアフリーコンサート」に出演し、各地で活躍しておられます。
デフスクールは、聴覚障害児のための学習塾で、講師も聴覚障害児と同じ聴覚障害を持つスタッフ、または手話にたけている聴者スタッフが勉強を手話で指導しています。現在、鹿児島聾学校に通学する生徒約30名がデフスクールで勉強に励んでいますが、学習面のみならず、成人ろう者によるミニ講演など様々な情報を提供することで、人格形成の成長を促す精神的なサポートも目標とし、定期的に経計画し開催しています。
そこで、今春、サンエールかごしまで行われた「手話ミュージカル・歌のバリアフリーコンサート」に、デフスクールの生徒達も観劇し、リズムの表現や手話による歌、手話ミュージカルという、聴覚障害者でも見て音楽を楽しめるという内容に、子どもたちも非常に喜び楽しんでいました。また、デフスクールスタッフであった畑加奈子さんが舞台の上で、活躍されている姿を見た子供たちにとっては非常に刺激を受けたでしょうし、夢を与える存在であったということはいうまでもありません。
聴者が圧倒的に多い社会の中では、聴覚障害者の言語である「手話」を理解していただくためにも、音楽・ミュージカルという分野からの「手話の普及」には有意義な手段であり、本来のバリアフリー社会を実現させるためにも次代を担う聴者の子供たちに、「手話」という言語が、聴覚障害者にとって大切な「言葉」であるという認識を深めるためにも、「手話ミュージカル・歌のバリアフリーコンサート」を今後幅広く社会普及し、広めていく意義がある確信しております。
そこで、「手話ミュージカル・歌のバリアフリーコンサート」により、手話言語の普及といった啓発活動、聴覚障害者、または聴者が一つの空間の中で共有して手話音楽を楽しめる素敵なバリアフリーコンサートがより広く各地域へ、そして次代を担う子供たちに手話の理解と感動を与える機会を広げていくためにも、福祉事業として企画されることを望みつつ、ここに推薦させていただきます。
障害福祉事業関連音楽企画「歌のバリアフリーコンサート」の推薦の件
鹿児島県聴覚障害者協会会長 山口益雄
拝啓時下ますますご清祥の事と、お慶び申し上げます。
私共の協会の会員である畑加奈子さんが、潟Gイオービーアンドダヴィンチインターナショナル企画による「手話ミュージカル」と「歌のバリアフリーコンサート」に出演しております。共に作り、共に楽しめるコンサートを目指し、音楽という健聴者文化を、我々に、リズムの表現、歌詞の説明、歌のイメージの表現という、3つの動きを一体化させるという画期的な手法にて、新しい文化の創造に邁進されております。
ステージを観た健聴者はもちろんの事、我々にも感動と勇気を与えると、高い評価を得ております。実際に参加した聴覚障害を持つ子供達が、共にステージに上がり、共に踊り、感動を共有し、記念に音楽CDを購入して買える光景さえ見られるほどであります。
是非、皆様の地域の福祉事業の一つにご検討されてはいかがかと、ここに推薦いたします。